登山初心者にお勧め立山連峰の登山ルート
日本アルプスは登山者みんなのあこがれです。雄大な景色、豊かな自然、高度を感じる縦走路、何を取っても、登山の醍醐味があふれています。初心者の皆さんは、ベテランしか行けないところと思ってないでしょうか?
大丈夫、初心者でも楽しめる北アルプス立山周辺の山々を紹介しましょう。
1.初心者におすすめ、立山雄山登山ルート
立山連峰(たてやまれんぽう)は、飛騨山脈(北アルプス)のうち、黒部川の西側に連なる山域の総称です。
その中でも、登山初心者が目指しやすい登山ルートは、雄山(標高3,003メートル)でしょう。
長野県側からも、富山県側からも交通機関を使って、室堂まで行けば、3000メートル級の山を2時間で登れます。
ただ、3000メートルとなれば、高山病の危険性があります。
できれば、登山初心者の方は、いきなり登らず、室堂周辺の山小屋に前泊して、体を慣らしましょう。
その山小屋が、また、醍醐味の一つです。
街のビジネスホテルのようになんでも揃っているわけではありませんが、知らない登山者との語らい、夜は満点の星(天気が良ければ)、非日常を味わえます。
そして、翌朝、登りましょう。3000メートルはすぐそこです。
頑張りましょう。
ちなみに、山頂には雄山神社があります。ぜひ、参拝しましょう。
参拝料500円を忘れずに。
2.立山の雄山は人が多いというあなたへ
立山に、もう一つの登山初心者にお勧めの登山ルートがあります。
雄山は、3000メートルに気軽に登れるというので、確かに、日本中から人が集まり、それがちょっと苦手という人も多いです。
そんな方にお勧めするのが、奥大日岳です。
室堂から、雄山とは反対方向、あの有名な剣岳方面へ進みます。
途中、ミクリガ池を眺めながら、少しずつ、雷鳥沢へ降りていきます。
気を付けたいのは、地獄谷があり、ここは噴煙を上げて、有毒ガスを排出しています。
気管支が弱い方や、硫黄の匂いが苦手な人は、マスク装着しましょう。
雷鳥沢キャンプ場を過ぎて、剣岳へ進む人とは別れて、新室堂乗越を目指すルートを進みます。
ここは、ちょっときついですが、頑張りましょう。
30分ほどで、縦走路へたどり着きます。
そして、少し、奥大日岳方向へ進むと、右手に、剣岳の雄大な山容が、すぐ間近に望めます。
そこから、アルプスの縦走路の高山植物を楽しみながら、どんどん進みますが、たまに、ライチョウと出くわします。
初心者の方は、おそらく初めて見る、その愛らしい姿に心奪われるでしょう。
そして、奥大日岳山頂へ。
ここまで、人が少ないです。
雄山と同じ、立山山域とは思えません。
ただ、初心者の方は、人が少ないという事は、万が一の時、心細いので、できれば、経験者の方や、ガイドさんと一緒に行きましょう。
きっと、アルプスの魅力に、取りつかれる思いますよ。
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