初心者にお勧めする季節ごとの登山の楽しみ方
登山をする方は、それぞれ、自分の一番の季節があると思います。
開放的で風が気持ちいい夏山、紅葉が美しい秋山、真っ白に装う冬山、芽吹き始める春山、どれも山の魅力満載で、優劣をつけることができません。
初心者でも楽しめる、季節ごとの登山の魅力をご紹介します。
1.登山初心者の季節 夏山
登山初心者の方が、最初に山に登るのは、夏山が多いと思います。
政府が「山の日」を8月に制定していることからもわかるように、一般的には、登山は夏が最適な季節という考え方が多いようです。
おそらく、夏休みがあること、山には清涼なイメージがあり、沢や森の涼やかなイメージがあるからだと思います。
しかし、いくら、山が高所にあるとは言え、夏は暑いです。
特に、登りでは汗だくになりますが、そんな、登山が大好きな方もいらっしゃるようです。
ですので、初心者の方は、タオルを忘れずにし、汗を掻くので吸湿速乾性のウェアを忘れずに。
そんな中、靴とソックスを脱ぎ、沢の水に足をつけると、なんとも気持ちいいものです。
それと、夏は花の季節です。
多くの高山植物に出会うことができ、植物図鑑とルーペを持って、山を歩くこともお勧めします。
2.ぜひ初心者にお勧めしたい秋山
秋の山は、なんといっても紅葉、そして、気持ちいい、乾いた少し冷たい風です。
ウィンドブレーカーをはおり、風を防ぎながら、登っていますが、その途中、眼下に広がる、錦絵のような紅葉に色づく山の眺めに息をのむことでしょう。
また、森を歩くと、多くのキノコとも出会うでしょう。
これらの、キノコは、毒の危険性があるので、観察するだけですが、初心者の方は、実に色々なキノコがある事に驚くと思いますが、何度も言いますが、決して食べないようにしましょう。
3.しっかり対策をして、楽しみたい季節の冬山
冬山登山は、初心者の方にはハードルが高いものと思います。
冬山と言えば、よく、遭難事故が報道され、怖いところのイメージが強いと思いますが、その反面、静かで、雪で白一色になった山などは、他の季節の山と一線を画します。
初心者の方は、経験者の方と、アイゼンや防寒具を装備し、ぜひ、登ってみてください。
冬山は、天候を把握し、計画性を持って登れば、そんなに怖いものではありません。
雪山の楽しみのひとつに、アニマルトラッキングがあります。
これは、動物たちの足跡で、主に、夜行動した時の足跡で、ウサギやキツネなどが、多く見られます。
雪が無ければ、これらの足跡は見ることができなかったもので、野生を身近に感じられる事でしょう。
4.春の芽吹きを楽しみたい春山
春山は、残雪と、残雪の間に芽吹く植物たちを楽しめます。
長い冬の間、閉じ込められた植物たちが一斉に芽吹き、花を咲かせると圧巻です。
春の花は、夏の花と違って、可憐で小さな花が多く、初心者の方もおもわず、可愛いらしさに微笑むことでしょう。
ちょっと寒いですが、冬とは違う、明るい日差しの中、芽吹きを楽しむのは、これからの、一年の登山計画にワクワクします。
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