登山初心者に贈る秋山の魅力
みなさんは、登山シーズンはいつだと思いますか?
山の日があるくらいだから、夏という感じがしますよね。
でも、山が一番きれいなのは、秋。
初心者の方でも、秋山の楽しみ方をご紹介します。
1.秋山登山の楽しみ方
秋の山と言えば、まず、紅葉がすぐに思いつきます。
でも、紅葉にも色々な種類があることはご存知でしょうか?
もみじや楓を代表する、真っ赤に色づく葉もありますが、黄葉といわれる、黄色い紅葉もあります。
ちなみに、黄葉は、「おうよう」とも読むし、「こうよう」とも読みます。
ちょっと、わかりにくいですね。
黄葉で代表的なのは、ブナやカシ。1000m以上の山になると、よく見るようになります。
山に入るとわかるのですが、意外と黄色い葉が多いことが分かります。
黄色で紅葉が終わるものもあれば、黄色から赤くなるもあり、これらの原因はまだよくわかっていないとのこと。
黄色い林に入ると、とっても明るくて、まぶしいくらいです。
ブナ林があれば、秋にはきっとこのような林になるので、行ってみましょう。
春の新緑とは違う、別な場所のような感じがとても魅力的です。
2. 初心者でも秋を楽しむ別の方法
春や夏に咲き乱れた花は、その後、実になります。
山頂を目指すこともいいですが、秋は見どころ満載です。
図鑑を持って、いろんな、実りを見るのも楽しいものです。
野草図鑑には、花と一緒に種や実も記載しているものも多いです。
それらを持って、林で観察すれば、山の恵を知ることができます。
たとえば、「どんぐり」。
どんぐりとは、ブナ科の樹木の実の総称です。
なので、色んな形のどんぐりが存在するのです。
よく私たちが、子供のころから拾ってきたどんぐりは、アラカシやコナラの実です。
それ以外にもたくさんあり、大体22種類ぐらいあるということです。
これらを探しに山を歩いても楽しいですね。
ただ、気を付けてほしいのは、登山道以外には入らないようにしましょう。
自然保護、道迷いの危険などの理由もありますが、この時期は熊が最も出没する季節です。
熊も、実りの秋にたくさん食べないと、冬眠できませんから、必死なのです。
本来、熊の領域である山に入らせてもらっているのですから、熊と遭遇する可能性はいくらでもあります。
熊鈴をつけて、音を出しながら、熊に存在を知らせて、無駄な遭遇が無いようにしましょう。
あと、キノコもたくさん生えています。
なんとなく食べられそうなものありますが、絶対に採らないようにしましょう。
もちろん自然保護という意味もありますが、生えているキノコが毒があるかどうかの判別は専門家でも難しいものです。
そっと、そのままにしておきましょう。
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