体温調節のコツ|登山入門ガイド

山での体温調節の基本はレイヤリング(重ね着)で、これについては「アンダーウエアの選び方」と「防寒着の選び方」で紹介していますが、更に細かな部分での体温調節のポイントをご紹介します。


1.体温調節

例えば、タンクトップをきていて、羽織るものがなくてネックウォーマーつけます。

スタイルは変ですし登山でそんな恰好はしませんが、ポイントを掴んでいるので寒さは和らぎ、行動中は丁度いい体温を保つことが出来たりします。

要するにポイントをつかめば体温調節も楽だということ。

登山服のレイヤリング以外に、小物を使った体温調節方法を覚えましょう。


1.頭

突然小難しい話になりますが、脳の最下部にある「延髄」はザックリいうと後頭部側にあり、生命に不可欠な機能を調節する場所で、更に温かな血液が体内を巡る血管が表面に近い分、熱も奪われやすいそうです。

ですから、寒い季節は頭の保温も大切考えてほしいです。

その反対に暑い季節は時に帽子をとり、熱を冷ますのが大変効果的です。

また山小屋での寒い夜、頭を窓側にして寝ると非常に体温が下がりますから帽子を被って寝ると寒さで目を覚ますことはありません。


2.首

必死に登山していると、首に巻かれたものを忘れがちで気が付くと暑さでクラクラしていることがあります。

暑い夏は汗止め・日焼け止めの為に首にかけたタオルを、時には外して空気を通しましょう。

寒い冬、朝方つけたネックウォーマーも行動中は暑くなります。

汗を掻く前に、体温調節しましょう。

登山中の汗は、汗を掻いているだけで体温が奪われています。

特に冬の汗は禁物です。


3.お腹

動物は心許した相手にしか見せません。

柔らかく、大切な内臓が詰まっているお腹。

体の中心が暖かいと、安心感さえあります。

暑い夏は、汗を掻いて風が吹くと汗冷えしてお腹を冷やしますからアンダーウエアで体温調節を手伝ってもらいましょう。

寒い日は、ベストやカイロを利用しましょう。

新聞紙やビニール袋をお腹に入れて調節する人もいるようです。


4.お尻

体の筋肉の約70%は、下半身にあるそうです。

中でもお尻の筋肉は、大きな筋肉、大きな熱量です。

そこが冷えるということは、体が相当冷えています。

歩く時にはお尻の筋肉を意識して動かし、休憩時はお尻を冷やさないように注意しましょう。

特にお尻を一番冷やしてしまいがちなのは、山小屋やロープウエイ・ゴンドラなど動きを止めた時です。

お尻を冷やしきると体の芯まで冷え、震えが来るので気を付けましょう。

またお尻の冷えは、足の冷えに繋がり、足の冷えは足つりにも繋がります。

そういった意味では、山スカートは有効かもしれません。

格好がいいのは短い山スカートですが、保温で考えたら座ってもお尻を隠してくれる長めの山スカートがいいですね。


5.その他

それでも心配な方は、夏には体温を下げてくれる夏野菜や、凍らせた果物・ドリンク。

冬にはお湯・肌に直接貼るカイロ・服に貼るカイロを用意しましょう。

寒さ対策になりますが、手足の指を同時にグーパーグーパーと繰り返すと短時間で体温が上がります。

また葛根湯は体の体温をあげてくれますし、風邪対策・筋肉痛対策にもなります。

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