様々な登山のスタイル|登山入門ガイド
登山を続けていくと、様々なスタイルで山を楽しんでいる人たちと出会います。
そういった人たちの話を聞いていると、山の新たな魅力に築かされます。
山の楽しみ方は、登山ばかりではないのです。
1.単独登山とグループ登山
登山道を歩いている人を見渡すと単独登山とグループ登山に分かれます。
単独登山は、全てを自分のペースで進めることが出来ますが、当然緊急時のリスクも抱えています。
グループ登山は、協調性が必要になってきます。
だからといって必ず安全かというと、それは違います。
各自の意識や知識が大切になってきます。
グループ登山には、ツアー登山客やガイドに引率されての登山、山仲間として活動している仲良しグループ登山、友達という雰囲気ではないグループは山岳会か、山岳ガイド依頼をしているのかもしれません。
あなたの登山スタイルは単独登山派ですか?
それとも仲間と歩くグループ登山派ですか?
2.山にある楽しみ
単独登山でもグループ登山でも、山の楽しみ方はそれぞれ違います。
山頂で淹れたてのコーヒーを味わうシーンは、どことなくイメージが湧くでしょう。
日帰り登山を楽しむ人、いくつもの山頂を巡る縦走登山では、山小屋泊とテント泊にわかれます。
スピード重視で常に記録更新を意識して頂上に登る人、頂上には拘らず体力と時間のゆるす限り登山する人、また湿原や高原、自然園を好んで巡る人も多くいます。
人生をかけて百名山を制覇することを目標にしている人もいます。
写真撮影が目的という人は、興味のある被写体によってカメラを向ける高さが変わります。
景色、草木、花、虫、鳥、空、苔、など撮影対象は沢山あります。
その他にも渓流釣り、山菜狩り、きのこ狩り、季節によってはハンターなど登山ルートを外れて食の楽しみを掛け合わせていく人もいます。
3.レベルアップと共に変わるスタイル
山歩きには高原・湿原・低山・3000mを超える山と色々ありますが、登山を続けていると、より難易度の高い山を目指す人も多いようです。
体力技術共にある人は、距離を伸ばし、難易度を伸ばしていきます。
岩登りや沢登りなどを始め地図にないバリエーションルートを歩いたり、雪山登山をするために雪上講習を受け、アイゼンワーク、ピッケルを使いアイスクライミングを始めたりと高度な技術を習得します。
登山トレーニングのために、街でランニングを始めた人がそのままトレイルランニングにはまる人も多いようです。
4.季節を楽しむ登山
山は季節によって、まったく違う表情を魅せます。
レベルに応じて、季節ごとの表情を楽しみましょう。
一年を通して登山者が多い八ヶ岳連峰の北側、通称「北八ヶ岳」と言われる周辺を例に挙げてみると、3~5月は残雪期の春山登山、6~8月は花真っ盛りの夏山登山、9~10月は紅葉が眩い秋山登山、11~12月は初冬期で雪が積もり始め12~2月は最も寒さが厳しい厳冬期になります。
八ヶ岳の中でも北八ヶ岳と南八ヶ岳では難易度も違うので注意が必要ですが、北八ヶ岳では多くの山小屋が年中開いていることもあり、季節を通して訪れやすい山域です。
登山は続けるほどに、憧れの山、憧れのコースが出てきます。
登山を続ける中で自分の登山スタイルを見つけ、山を通じて新たな楽しみや仲間が出来るといいですね。
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