登山初心者にはストックがおすすめ|登山入門ガイド
登山で使用する「ストック」は、最近では「トレッキングポール」と表記されていることが増えてきたような気がします。
そもそも、日本の登山用語には英語とドイツ語がゴチャゴチャ混ざっていて、ストックはドイツ語、トレッキングポールは英語です。
筆者はストックと呼ぶので、ストックで話を進めたいと思います。
1.見出し
ストックワークのコツの前に、ストックの利点と種類から。
ストックがあれば、断然「膝」への負担が減ります。
直立2足歩行に重たい荷物を背負って歩くこと自体に負担がある登山。
ダブルストックの直立4足歩行なら、膝だけでなく腰への負担も減らせます。
2足歩行より4足歩行の方が、圧倒的に安定感が増します。
ただし、ストックも登山場所によっては利点ばかりではありません。
考えて使わないと転落に繋がりますから、それらを理解して活用するのがコツの1つです。
それはまた後程。
ストックの手持ち部分の名前は「グリップ」といいますが、形はT字型とI字型があります。
伸ばしたり縮めたりするストックの結合部分は、クルクル回すものスクリュー式と、パチンと止めるレバー式と、最近はパキンと外して伸ばして折るインナーケーブルがあります。
しかもこの結合部分は、2段式から4段式まであります。
4段式より3段式の方が強度はありますが、2段式なら更に強度が増すかと言えばそういうわけではなく、圧倒的に3段式を持つ人が多いです。
素材は、アルミとカーボン。
アルミは強度が強く、カーボンよりやや重いです。
今や主流になっているカーボンは、軽量なぶんアルミよりお値段高めですがアルミほどの強度はありません。
さて、ごくごく簡単な説明をしましたが既に悩んでいる方。
筆者が登山初心者にお薦めするのは、I字型・パッチンレバー3段式のアルミ素材です。
一番の理由は、ストックに頼る場面が多くなる初心者は体重をかけがちだから。
それでもお値段は様々ですし、好みがあるので店頭で相談してみてくださいね。
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