山小屋について|登山入門ガイド
初めての登山で経験する多くは日帰り登山です。
日帰り登山で出向いた山に、山小屋はありましたか?
まずは宿泊する前に、山小屋がどんなところかご紹介しましょう。
あわせて「山小屋のルールやマナー」もご覧くださいね。
1.避難小屋と山小屋
山にある「小屋」にも、二種類あります。
まず避難小屋は、名前の通り緊急事態の際に避難する小屋です。
急な悪天候・体調不良、山では何が起こるかわかりません。
避難小屋の基本は、宿泊を前提としておらず管理人もいませんし食事も布団もありません。
ただし一部山域においては、管理人がいる場合もあります。
それに対して山小屋は、宿泊を前提とし食事・布団があります。
そして時間帯によっては、宿泊客以外も食事が可能です。
山の宿泊施設は総称で「山小屋」と言われますが、「〇〇山荘」「○○ヒュッテ」「〇〇小屋」などがあり、〇〇には其々の山域やこだわりの名前になっています。
地図上でも、山小屋と避難小屋の場所は記されていますから確認してみましょう。
3.山小屋の設備
山小屋にも、それぞれの山域で抱える事情や環境によって設備は異なります。
例えば水が豊富な山とそうでない山では、お風呂があるかないか、飲み水が無料か有料かという違いがあります。
基本的に山小屋では、お風呂はない、水は有料だと考え荷物の準備をしておきましょう。
ただ水が豊富な山には、山小屋で日帰り温泉を楽しめる場所がありますから事前チェックが必要です。
トイレ事情も、様々です。
山の山頂付近でも簡易水洗トイレが完備されている小屋もありますし、昔ながらの和式で下が丸見えのトイレもあります。
携帯電話を落としたら最後、とりあげることはできません。
全てのトイレに共通するルールは「使用した紙はトイレに流してはいけない」ということ。
詳細は難しい話になりますから「糞尿以外は分解できないから」と覚えておきましょう。
トイレには使用した紙を捨てるゴミ箱があります。
休憩ポイントにあるトイレはゴミ箱がない場合が多いですから、必ず持ち帰りましょう。
またトイレがあっても、手を洗う場所がない場合もあります。
ウエットティッシュを荷物に入れて置くといいでしょう。
また宿泊者以外はトイレが有料ですから小銭を忘れないようにしましょう。
3.売店・軽食b
売店で販売しているものは、宿泊客以外でも購入できます。
主に、飲料水・パン・カップラーメン・乾物などが販売されています。
値段の目安は、500mlの水で1本300~500円です。
昼食時間の前後を挟んで、カレー・ラーメン・うどんなどの軽食や、コーヒーや甘酒などのホッと一息できるドリンクも販売しています。
飲食の営業時間は山小屋によって違うのでチェックが必要です。
冷凍食品を使っているところも多いですが、中には全て手作りしている山小屋もあり登山者に人気のメニュー、名物メニューがあります。
また山小屋オリジナルグッズを販売していたりするので手にとって見てみましょう。
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