山での携帯電話について|登山入門ガイド
今や山でも必需品となった携帯電話。
電波が届かない、充電できる、電源が落ちるなど、登山にまつわる携帯電話事情を知っておきましょう。
1.今時の山小屋携帯電話事情
昔の登山者は無線機を持ち歩いていたそうですが、現在は中々みることがなく山小屋や救助をする方々が持っているのを見かけるだけですね。
やはり携帯事情がよくなったからでしょうか。
かなり広範囲で携帯電話が通じるようになりました。
とはいえ、勿論電波が繋がらない場所も広範囲。
山小屋で「携帯が繋がらないじゃないか」と怒り気味のオジサマを見かけたことがありますが、怒ってみたって繋がらないものは繋がらないです。
1.電波が届く山小屋
今では大変多くの山小屋で携帯電話の電波が繋がるようになりました。
特に稜線は繋がる可能性がかなり高いです。
それに伴って、充電できる山小屋もあります。
充電器さえあれば30分100~200円で充電をしてくれますし、中にはコンセントをご自由にお使いくださいという小屋まであります。
ありがたいお話です。
しかし、コンセントがあるから使っていいだろうと無断で充電している人たちがいます。
そこは、キチンと確認してからにしましょう。
2.電波が届かない山小屋
環境が整った山小屋もあれば、その逆に全く繋がらない山小屋もあります。
それは窪地や樹林帯にある山小屋に多いです。
稜線とは真逆で電波を遮るものが沢山あるので届かないんです。
大概そのような山小屋は充電も出来ない場合が多いです。
山小屋の方に電波の入りやすい場所を聞いて、そこでも入らない場合は諦めましょう。
因みに、山では圧倒的にド〇モが強いです。
2.緊急時のための携帯電話
登山行動中も、窪地や樹林帯は電波が悪いですから電源を切るかマナーモードにしておいたほうが無難です。
電池の無駄ですし、緊急時に電池がないなんて絶望です。
また、個人的な感情ですが登山中に人様のザックの中からピロンピロン音を慣っているのを聞くと結構ガッカリくるんですよね。
筆者が登山に出掛ける時は、充電器・蓄電器・バッテリー交換電池のいずれか2つを持っていきます。
キッチンで冷凍保存する時に使用する袋は確実とは言い切れませんから、かなりガッチリとした防水バックに入れます。
行動中は、電話やメールが繋がらないように機内モード。
頂上で機内モードを解除してSNSに写真と感動と無事到着していることを報告がてらアップして直ぐに戻すことにしています。
因みに機内モードにしていても、登山関連アプリのGPS機能は働いていますからチェック出来ます。
まずは、折角自然の中に足を踏み込んだのですから携帯は一切使わず、山から受け取るパワーに集中するのが一番。
携帯電話は緊急時に使えるようにしておきましょう。
3.寒い日はバッテリーが落ちる
気温が低いと携帯電話やカメラのバッテリーは簡単に落ちます。
寒いと感じる日は登山中でも出来るだけ肌に近いところで保管しましょう。
山小屋に宿泊するときは、携帯電話は枕の下や布団の中に入れておくのがお薦めです。
敷布団の下は、下からの冷気で床が冷たいので、布団の中が一番です。
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