疲労を残さないためのマッサージやストレッチ|登山入門ガイド
気分が高まり達成感の高い登山ですが、翌日の仕事を考えると億劫になりませんか?
誰だって疲労は残したくないですよね。
筆者が実践している疲労を残さないための、マッサージやストレッチを紹介します。
疲労を作りにくくするための登山前のウォーミングアップは、「登山前の準備運動やストレッチ|登山入門ガイド」を参考にしてくださいね。
1.温泉の力を借りましょう
登山の後は、出来るだけ温泉へ、可能であれば源泉かけ流しへ行くことをお薦めします。
疲労物質が溜まった筋肉をお湯につけてあげるだけでも血行が促進して疲労回復に繋がりますが、登山後の温泉効果は体が疲れているほど感じます。
温泉に行く時間のない人は、自宅でお風呂に入りましょう。
湯船に浸かって体温をあげて、マッサージやストレッチをすることでほどよい刺激を得て効果抜群です。
1.マッサージ
ストレッチの前にマッサージで血行促進を促します。
難しく考えずに自分が気持ちのいいと感じる筋肉を揉みほぐしてあげましょう。
そうはいっても、足が一番疲れていますから、足から労わってあげましょうか。
足の裏は指圧し、足の指は引っ張って伸ばしましょう。
特に初心者は力みがちなので、太腿前側(大腿四頭筋)とふくらはぎがパンパンだと思いますから、手のひらの付け根部分を使いながら念入りに。
忘れがちなのが膝周辺・膝裏マッサージ。
膝裏を強く推すことはお薦めしませんが、モミモミしてあげましょう。
2.ストレッチ
ストレッチは、筋肉を伸縮することですがあまり大きく伸ばす必要はありません。
そもそも現在お風呂の設定です。
筆者が実践しているのは、まず左足の指と指の間に、右手の指を一本ずつ突っ込み、固く握りあいます。
慣れていないと入りませんし、結構痛いです。
そのまま足首をグルグル回し、反対にもグルグル、つま先を前後に倒し、足の甲や足裏を伸ばします。
次に体育座りをして、左足を上から掴み、そのまま伸ばしふくらはぎ・腿裏を伸ばします。
反対の足も同様です。
上半身は、肩甲骨を意識しながら肩を回し、意外と疲れている首も左右前後に伸ばします。
周囲の人に迷惑にならないようにしましょう。
そして下山直後、お腹が空いている状態でお風呂に入ると血糖値が下がり危険ですから、少し口にしてからお風呂に入りましょう。
3.ストレッチを怠った実体験
筆者の実体験です。
自分の技量よりレベルの高い山へ出向き、下山して疲れてシャワーで済ませて速攻寝てしまったことがありました。
翌日、体を動かすことが出来ず硬直状態で、自力でベッドから起き上がれません。
筋肉痛ではない別の病気かと思うほど酷い筋肉痛と疲労です。
筋肉が硬直しすぎて、酷い頭痛にも悩まされました。
こうなると、自力ストレッチどころではなく人の手を借りてマッサージをしたいところですが、体中が痛すぎて人に触られるのも無理でした。
筋肉痛を侮ってはいけません。
登山レベルは少しずつアップして、登山中も下山後も辛いだけの登山にしないように心がけましょう。
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