足がつってしまったらどうすればいい?|登山入門ガイド
足がつった経験がない人って、いるのでしょうか?
登山中の足つりだけでなく、寝ているときに起こるこむら返りを含んでの話です。
素朴な疑問ですが、どこにもそんなデータはみたことありません。
筆者にとって足がつったことない人は、よほど柔軟な筋肉を持っていて、日常生活で体に無駄な力が入るような生活をしていない精神的にも余裕がある憧れの人に値します。
1.登山中に足がつる
足がつるメカニズムは、専門家であるお医者さんなどのホームページを参考にしていただくことにしまして、ここでは非常にわかりやすく簡単にお伝えします。
足がつる大半は、筋肉疲労と水分不足です。
「大半は」ですから、鵜呑みにはしないでください。
重大な病気が隠れている場合があると、とあるホームページにも書かれていたりします。
「大半」の原因である筋肉疲労と水不足を登山にあてはめると・・・
普段トレーニングをしていないのに、いきなりハードな登山をしていませんか?
つい歩くペースが速くなっていませんか?
今まで持ったことのない重量のザックを背負っていませんか?
トイレの心配をして、水分を控えていませんか?
2.まずは足がつらない準備
登山中、足がつらないために日頃から予防をしましょう。
普段からストレッチ体操をして、筋肉をほぐしておく必要があります。
温度が高いお風呂に浸かりながら行うのが有効的ですが、体が温まるとつい伸ばしすぎてしまうこともあるので、そこは注意しましょう。
登山のレベルアップも、ストレッチの伸ばし方も、無理せず少しずつです。
また登山前の準備体操・ストレッチも不可欠です。
筋肉が冷えていると足がよりつりやすくなりますから、体をほぐし温めましょう。
足つりを心配して、ふくらはぎばかりをストレッチしている方がいますが、登山は体全体を使っていますから、一か所だけ頑張って伸ばしたりするのは逆に負荷がかかっているような気がします。
体全体に、指令を出しましょう。
更に不安な方は、足つり防止策としてテーピングを事前に貼ることもできますが、登山を長く続けたいのであれば、徐々に筋力・柔軟性をアップさせていくことが理想です。
3.足がつった時の対処
準備体操をする、水分をこまめにとる、休憩では栄養補給もする、それだけやっても足がつった場合のために、お薦めの漢方があります。
「芍薬甘草湯」(しゃくやくかんぞうとう)です。
これは予防に使うわけではなく、足がつったときに即効性のある優秀な漢方です。
ただし足がつる前には「足がつりそう」という予感?前兆?があるので、その時点であれば効果があると、知人の山岳ドクターがいっておりました。
薬局で市販されていますので、漢方に不安がある方・ネットの情報が確かなのか心配な方は薬剤師さんに相談してくださいね。
その他の対処法としてはストレッチですが、伸ばすと縮めるを繰り返すことが必要です。
痛みが治まったら、マッサージで筋肉をほぐす。
あとは、ひたすら安静にするしかありません。
足は一度つってしまうと暫らくダメージが残りますから、その後の行動は無理をしないでくださいね。
そして何より、足がつらないよう予防することを一番に行動しましょう。
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