登山者初心者向けのアンダーウエアーの選び方
今や、登山用品店へ行かなくとも「山っぽい」洋服はあらゆるところで購入できます。
元々、スポーツ関連の洋服を販売していなかったお店でもCMでそれらを大きく打ち出しており、お手頃な価格であっという間に山ガールスタイルが完成します。
お洒落なスタイルから入るのも、登山に必要なモチベーションに1つかもしれませんが、やはり基本を理解しておいたほうがいいでしょう。
1.購入するにあたり気を付けたいこと
山へ来ていく洋服を選ぶとき、コットン(綿)素材は避けましょう。
コットンは手触り肌触りもよく保温性に優れ吸水性もいいのですが、その反面、乾きにくい素材でもあります。
登山では汗を掻きます。
コットンは吸水した分、保湿性を弱めます。
また濡れた洋服は汗冷えを起こし、天気によっては低体温症を招きます。
登山に来ていく洋服はコットンを避けるべきと、山へ行く人なら知っていることなのですが、登山用品店にも時にコットンを含む素材が販売されています。
普段着として利用する人もいるからでしょうか。
購入するときは、よく表示をみて購入しましょう。
2.基本の服装
今も昔も変わらない基本は「重ね着」です。
会話や山の本に出てくる単語は、レイヤリング・レイヤードなどと言います。
一番下に着るのが、肌着(アンダーウエアー・インナーウエアー)
保温の為に着るのが、中間着(ミッドウエアー)シャツやフリースなど。
雨風を防ぐ外着(アウターウエアー)雨具・ジャケットなど。
このレイヤリングによって、天候の変化に対応し体温調節を行います。
詳細は「体温調節のコツ|登山入門ガイド」でお伝えしますが、このレイヤリングは普段の生活にも使えます。
中でも山用のアンダーは機能性に優れていますのでお勧めです。
2.アンダーウエアー
さて、このレイヤリングの中で、最も大切なのは「アンダーウエアー」だと思っています。
ミッドウエアーやアウターウエアーをどんなに重ねても、肌に一番近い場所が濡れていたり不快だったりしては気分も下がります。
より快適を求めアンダーウエアーの開発が進み、今は更にアンダーウエアーの下に着るメッシュ系のアンダーウエアーがあり汗冷えを防ぐとことが出来ると、とても人気です。
その上に、レイヤリングで往来のアンダーウエアーを着ている人が多いです。
アンダーウエアーの素材は、暑い季節には化繊のものを、寒い季節には保温に富んだウール・特に暖かいのはメリノウール素材です。
アンダーウエアーは吸湿性と速乾性、機能性に優れたものお薦めしたいので、一般的なスポーツショップやゴルフ用品店でも似たようなものは販売していますが、山のアンダーウエアーに関しては是非、登山用品店に足を運んで購入していただきたいです。
また、ほどよくフィットするアンダーが主流ですが、その他に血流をよくし回復を促す着圧系アンダーと、間接サポーター効果のあるサポート系アンダーもあります。
これらは好みもありますので、面倒ですが必ず試着してから購入しましょう。
表示サイズだけではわからない締め付け加減がありますから、試着用があります。
山用品全般に注意事項があるので、素材の特性を生かすためにも洗濯をする際は必ず注意書きを読みましょう。
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