登山初心者向けのウェアとは?
初心者の方は、登山ウェアに関して、何を買えばいいか迷う方も多いでしょう。
おそらく、登山用品店で、ウェアの価格を見ると、想像するより高価で驚く人も多いはず。
でも、そんなに高い、本格的なウェアが本当に必要なのでしょうか?
ここでは、高価でも買うべきもの、安いものでもいいものを区別し、登山初心者に適正なウェアの揃え方を考えてみます。
1.登山初心者でも、高くても買うべきウェア
一番下と一番上は、高くても揃えるようにしましょう。
まず、一番下とは、アンダーウェア、つまり、下着です。
登山は、大量の汗を掻き、その汗を、最初に吸収するのは下着です。
そこで、汗が留まってしまうと、それが原因で、汗冷えしてしまい、冷たい風にさらされると、低体温症になり、命の危険にさらされることになります。
そこで、吸湿速乾性の下着が必要になります。
よく、普段の下着として、木綿が使われますが、これは、吸湿性は高いですが、乾燥性は非常に低いですので、登山用には不向きです。
吸湿速乾性の素材として一番有名なのは、ダクロンです。
各メーカーが色々出しているので、調べてみてください。
夏は半そでのTシャツを下着として使用していいですが、必ず、吸湿速乾性のものを、冬は吸湿速乾性はもちろんのこと、保温性も大事です。
次は、一番上という事で、つまり、レインウェアです。
下着が速乾性で、外に排出しても、それを一番上のところで、留めてしまったら何にもなりません。
レインウェアは、防水透湿性が大事です。
レインウェアは、冬の防寒着にもなりますので、冬は常時きている事になります。
その素材の代表格として、ゴアテックスになりますが、上下で、3万円ほどはします。
しかし、この、一番下と一番上は、初心者の方も無理して購入して頂きたいところです。
2.安くてもいいウェア
本当は、安くてもいいウェアはありませんが、予算というものがありますから、強いて言えばということで、ご紹介します。
前章で、一番上と一番下を高いものとしたので、答えは当然、中間着となります。
これは、うまく揃えれば、ユニクロの充分間に合います。
ユニクロにも、最近は、機能性素材を使用したシャツやカットソーなどもありますし、冬用のフリースも使えます。
登山メーカーのウェアとユニクロのウェアの一番大きな違いは、耐久性です。
ユニクロのフリースは、1,2年で保温性が落ちますが、登山メーカーのものは、4,5年は保温性が変わりません。
ですので、最終的なコストでは、考え物ですが、初心者の方は、限られた予算の中、まずは、ユニクロで揃えて、少しずつ、登山メーカーのものを購入していけばいいのではないかと思います。
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